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虹がでたなら

説明がしづらい人のブログ。

やすののNY迷走録(6)

T:旅行

三日目 11月13日 (水) BENIHANA、一番食べ過ぎた日

f:id:yasno:20150712150249j:plain アッパー・イーストサイドと言う地域は、ちょっとおハイソな街らしい。気位の高そうな店が沢山並んでいる。「いつの日か、私にも興味が湧く日が来るんだろうか……」なんて言う距離である、ブランドショップの並んでいる地域もこの辺りである(当たり前だが、ブランド・ショップには1件たりとも行ってない。そういやぁ、日本人を駅で見かけたが、美術館では見なかったなぁ……)。漢字が流行ってるらしく、模様のように使われていて面白い。

 ゆいちゃんが、「駅向こうだけどマデイソン Av.(Madison Av.)を少し北に行った所の雑貨屋(メモしなかった)に寄りたい」というので、入ってみた。沢山のペットグッズと、パーティグッズが並んだ、浮かれた感じの店だった。ゆいちゃんは、ここでも楽しそうに、でもウンウン唸りながら色々買い物をしていた。

 帰り道は、近くに丁度良いバスが走ってるので(一方通行の関係)、一度乗り換えたりしつつ、それを利用する。車内で、男の子がバスの路線図を見ながら、お母さんに質問しているので、ふたりして真剣に聞いてしまった。  再びフィリップス・クラブへ。時間は、18時くらいだったろうか。当たり前だが、取材は終わっていた。洗濯も済んで乾燥していた。大変有難かった。

 


 

f:id:yasno:20150712150656j:plain ユキちゃんにVIP CARD(お食事の只券)を貰い、ホテルの前でタクシーを拾い、紅花(BENIHANA:47 West 56th St.)へ。  エントランスは2階。自動ドアを入り、受付でVIP CARDを見せると、天井に着きそうなくらい大きくてガッシリしたアフリカ系の案内係(フロアチーフのようだ)が案内してくれた。

 席に座ると、メニューを開いて見せてくれて、「これに載っているどの品を頼んでも結構です。○○(よく覚えてない)もNo Problem! Shef's Special もNo Problem!! でも、飲み物は1人1杯ずつです」と言う。そんなに大きな声で言うくらいなんだから、その2つは高くて、尚かつお勧めなんだなと思い、ゆいちゃんはそのシェフズ・スペシャルコースを頼むことにした。私は、その下のコース。ベニハナスペシャルコースにした。

f:id:yasno:20150712150927j:plain 酒を飲むとすぐに眠たくなり、緊張感が抜けてしまうので、この旅行中、酒を飲む積もりはなかったのだが、ここ紅花は、ユキちゃんの友達の店だし、良いかなぁと思って、私はビールを頼んだ。ゆいちゃんは、ベニハナ何とか、とか言うカクテル。カクテルは傘が刺さっていたりして、いかにもな感じでウケた。同じテーブルの、向かいに座っていた北米系の女の人は、自分のカクテルから傘をサッと取って、髪の毛の結び目に差して、嬉しそうにしていた。

f:id:yasno:20150712151028j:plain その時、全然読んでなかったのだが、コースの内容は以下。オニオンスープ、サラダ、エビ、チキンライス、玉ネギ、ナス、ロブスター、牛ステーキ、マッシュルーム、アイスクリームである。最初の2品がウエイトレスによって運ばれた。味は、ノーコメント(ちょっと変わってる。これはアメリカナイズされた日本料理なのか?)。

 この店の売りは、何より各テーブルに付いて、料理ショーをして楽しませてくれるシェフである。今回、我々のテーブルの担当は中国系のSam氏。大きな身振り手振りで、堂々とキメキメで鉄板の上に食材を並べていく。先ずは、名物(?)エビのシッポ投げである。両手に持ったヘラを巧みに使って、エビのシッポを投げ、色んなポーズ、色んな場所でキャッチするのだ。他のテーブルの人のも、チラチラ見ていたが、Samさんが一番上手かった。全然失敗しなかったもんね。右の写真は、5人分(向かいに座っていた3人組の分も含む)のチキンライスを作っている所。ハート形にして、へらを下に敷き、持ち上げたり下ろしたりして、「鼓動してるよ」なんて言っている所。この後、玉ネギを綺麗にタワーにして水を注ぎ、「BENIHANA-YAMA!」なる火山を作ってくれたのだが、それがなかなか派手で良かった。

f:id:yasno:20150712151257j:plain 紅花で子供の誕生会をやるのが流行っているらしく、あちこちのテーブルに店員が集まっては、15分置きぐらいに、『ハッピーバースデー』が歌われる。見ると、主役の前には常に、ロウソクを刺した変な人形が置かれているではないか。アレは何を表してるんだろう。そして、次に必ず『幸せなら手を叩こう』が歌われる。これって誕生日会に相応しい歌なんだろうか? ちょっと疑問。

 なんて、他のテーブルをちらりと見つつも、面白いことを言ったりやったりするが、「本当は根暗でしょう?」という感じのSamさんの芸に見入っている内、ハッと気付くと自分の前に置かれた皿に、料理がどんどん積まれている。左の写真は、これから食事を始める所ではない。散々食べて、「もうこれ以上、肉は……」という状態である。この後、ゆいちゃんは2口しか食べなかった。私が残したのは、彼女の半分くらいだったかな。

 そして、最後のアイスクリーム。二人とも抹茶味を頼んだ。これも大きかったんだけど、日本のアイスクリームの味で、美味しく食べてしまった。

 


 

 21時。「ウワーーー! 食べ過ぎたよーーー! もう、歩いて帰るしかないよねぇ」パート2。胃の形を自分で感じる程の完璧な満腹。なんせ、少しでも前屈みになると苦しいのだ。自然に姿勢が良くなる。っつーか、ちょっと反り気味(苦笑)。

 ヒルトンが近くにあるので、ちょっと寄り道して、日本語の情報パンフを貰いに行ってみる。エントランスのすぐ横の、コンシェルジュに聞くと、少し探した後、「今、切らしています」と言われてしまう。仕方なく、英語のを貰ってからホテルを出る。

f:id:yasno:20150712151557j:plain 土産物屋を冷やかしながら、56 St.を西へ2ブロック、北に少し歩き、59St. コロンバスサークル駅まで来たところで、寒くて寒くて堪らなくなり、地下鉄に乗ることにした。7Av. Localに乗ってぇ~……の積もりが、7Av. Express、しかもダウンタウン行き。42St. タイムズ・スクエア駅まで戻る。またか……。アリス好きの、ゆいちゃんが地下鉄のタイル絵(全ての駅の壁がタイルなのだ)を見て、嬉しそうだった。

 そして、やっと66St駅に着き、ユキちゃんの部屋へ。遅かったので、少し心配されたが、このド寒い中歩いていたと言うと笑われてしまった。そして、ゆいちゃんはPCを借り、昼間の骨屋巡りをして作った、『良さげな頭蓋骨リスト』を、早速ゆきお君にメール。この返信によって、どれを買うかが決まるらしい。……否、何度思い出しても、この骨への情熱が面白い。実際に見ないと分からないとは思うが。  「そうだ。この店も行ったらいいよ。特に、食べ過ぎた次の日なんかはね」と、ユキちゃんがおすすめのお粥屋を教えてくれた。持っていた、ガイドブックにも載っている店だ。うむ。是非行こう。

 


 

 ユキちゃんの部屋で、すっかり温まったので、歩いてホテルに帰ることにする。途中、24H営業スーパー The Food Emporiom(2008 68th & Broadway)に寄る。凄く明るいというのと内装のキッチュさが、トイザらスみたい。かなり楽しい。長居した訳じゃないが、気付くと23時。慌ててレジに並ぶ。店員の女性がおつりをくれる時に、「Good night」と言うのが、妙に夜な気分を増幅させる。ドキドキしながら、ゆいちゃんのレジが終わるのを待っていると、白髪のおじさんに「What's School?」と聞かれる。東洋人は、若く見えるんだろうなぁ。

f:id:yasno:20150712152003j:plain 確かに沢山歩いたけど、夕ご飯にあ~んなに食べたのに、ゆいちゃんはとんでもないケーキを買っていた。「一度に沢山食べられなくて、チョコチョコ食べなきゃ駄目なお腹なのよー」と言う台詞は信用して良いのだろうか。まぁ、私は別腹のない人なので(絶対、オレキシンの分泌が悪い気がするんだよなぁ。突然眠くなったりするし)、彼女の行動はとても信じられなかった。この後、本当に本当に、食べている(胃袋に入れている)のを見て、驚きを通り越して、感心した。  ゆいちゃんが、「ねぇねぇ」と言って、ケーキの上にかかっているスプレーを指の先で潰し、その粉で紙に線を書いてくれた。もの凄い量の人工着色料だ。ぎゃーーーーー!  今日も沢山歩いたので、シャワーを浴びたら、速攻で眠りに落ちてしまった。