リアル育てゲー Vol.02
承前。とりあえずの撮影は終了した。
9/17にナンパしてきた女性のネットショップの商品撮影を10/12にするというのは、早いのか遅いのか分からないけど、
「それより後にするなら、空いてるのは11/3です」と言ったら、「じゃぁ、10/12にお願いします」となった。
私は、撮影の当日までに、商品リストと進行表を作っておくよう言った。
とても丁寧な資料で、作るのが大変だったろうが、そのお陰で悩むことが減ってよかった。
Iさんも資料作成は、如何に自分のショップが複雑怪奇であるのかを理解するのに役立ったようだ。
理解することによって、自分のショップに必要な写真が分かったようで、新作を5着も縫い上げてきた。
「朝4時まで掛かって仮眠して来ました。マニキュア塗ってません。」
「じゃぁ、進行の打合せをしながら塗りましょう。」
モデルもIさんなのである。
撮影1週間前に「翌日は必ず筋肉痛になりますから、翌日の仕事を前倒しでやっておいてください。」と言ったので、いちおう覚悟はしてきたみたいだが、撮影が4時間を越えた頃、限界も超えているようだった。
素人モデルの撮影は終わりが見えない。
勘がよければ早く終わるし、悪ければマネキンのように触って動かさねばならない。
12着2~4バリエーション。14時撮影開始で19時終了。
だいたい想像通りってところか。
Iさんから達成への集中力を感じていたが、どれも想像を超えていて感心した。
お陰で私も集中力が途切れずに済んだってところもある。
帰りに、私の手持ちの服で直して欲しいワンピースをお願いした。
Iさんに、「プロのモデルさんと会ったことがあるんですか?」と訊かれ、目が点に。
質問がザックリ過ぎるよ!
モデルにも色々いるからなぁ。
例えば「パリコレにモデルで参加したことのある人と一緒に仕事したことありますか?」って訊かれても、YESではあるけれど、あの質問はいくらなんでも……。
今の家に越し床面積が3倍近くになったので、ほとんど何もない印象の部屋。
出掛けずともちょっとした撮影が自宅で出来るのは、楽でいいね。
しかし、肩甲骨付近が何気に筋肉痛。
2kgのもの(カメラ)を構え続けてたからだなぁ。
ちょっと昼寝しようかな。