虹がでたなら

説明がしづらい人のブログ。

愛情は全て空想の中、それは理解している

「ねぇ、それって私の事、“好き”って意味?」
今日は、そんな言葉を口にするような出来事があった。
 
なんか……、たまにはいいね。
ちょっとウキウキして、まるで10代みたいな気分。
 
「しまった。そう思われても仕方ない言い方だった。」
そう言われて、ちょっとがっかりしたけれど、
彼にとって私が異性ではないことはずっと分かっている。
 
 
 
数年前のこんなエピソードを思い出した。
 
フランス料理の食事会で知り合った友人SSとふたりで郊外の街を歩いていた。
 
そして、長い散歩の目的地である駅に着いた。
SSは駅前にあったチェーン店のベーカリーを見て、
「駅前の一等地にこの程度の店というのは、駅のランクが知れるね」
なんて事を言いだした。
 
「あら、そんな言い方するような店ですか? 私はこの店のこと好きですけど。」
「それって……、ぼくのことを口説いてるんですか?」
 
私は、「ハァ?」と言って閉口したが、
SSはどうしてそれが口説き文句に値する言葉なのかを
丁寧に長々と説明してくれた。
 
そう言う風に取る人もいるのか。
もうそこまで来たら言葉に気を付けよう……もないレヴェルだと思ったね(苦笑)。
 
 
SSと私はその後も楽しいデートを何度もした。
時々、SSは「やすのさんは口説けない女だからなー」と残念そうに言った。
 
私はSSのことを、自分の別の姿のようだと思っていた。
 
私は自分自身のことを憎めない奴だとは思うけれど、
とても好きになれないと思っている。
 
うまくいかないもんですな。
 
 
つか、うまくいってる人なんて、たぶんいないか。
私だって見る人が見れば、“うまく”いってるね。
 
自分が思っているよりも、私は多くのものを持っている。
それは知っている。
 
何人もの人に、「あなたと入れ替わりたい」と言われたし、
「不満を持つなんて贅沢だ」とも言われてきた。
 
 
しんみりする私の手に触れながらくつろぐ猫。
その愛に妙に泣けてくる40代(苦笑)。
 
猫は可愛いなぁ。 胸が苦しくなるよ。
 
ありがとう。 
 

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そう、映画『スティーブ・ジョブズ』。
途中、映画のクオリティとは関係ない、ちょっとした小物から
恐ろしい記憶がフラバし、「ハァッ!」と声を上げグラグラしてしまったが、
概ね、楽しい映画だった。
ちょっと物真似が鼻についたけど。
 
 
 
 
ちょっとアブソリュートのジンを飲み過ぎた。
全く文章がまとまらなくなってきた。
明日の食事のことを夢想して、眠ることにしよう。