叱っても無駄な相手との不毛な会話
女って、気まぐれに怒ったりするじゃないですか。
だから、気まぐれに見えるようには怒りたくないな、と思ってるんですよ。
なるべくね。
多忙を極める義弟の仕事で、替われることはやってるのですが、
委託契約をしている秋葉原の店舗『T』の代表が意味不明、ということで、
代わりに電話。
以下に会話をざっくり記録しますが、
私が電話を切るや、向かいに座っていた二人が、
「辛抱強いですね」だって!(苦笑)
まぁ、他所の人だって意識はあったから、かなり我慢したよ。
「もしもし、株式会社◯◯のYasnoですが。」
『あー、委託で預かってる商品の返却の件ですね。』
「そうです。1ヶ月前からお願いしてますがまだ届かないので。」
『やろうと思ってるんですが、重たくて下ろせないんですよ。』
「預けている商品はトータル1.5kg程ですが、重たくてとは?」
『什器が重たいんです。』
「什器を持ち上げる必要はないのではないでしょうか? 返却出来ないのでしたら、全部購入いただけると言うことで、請求書をお送りしますが……」
『売れてないんだよ!』
「では、いくつ返却されますか?」
『それは数えられないから分からないけど』
「では、いつまでに数えられそうですか?」
『そりゃぁ、今すぐにでもやりたいけど、ひとりでやってるし出来ないんだよ。』
「委託契約には、“契約満了後1週間以内で返却”とさせていただいてますが、既に1ヶ月が経ってます。それで数も分からないと言うのは困ります。」
『下ろして数えるのを手伝いにきてよ。』
「在庫の把握はそちらでお願いします。私たちは私たちの商品のことを大切に思っていますので、販売する際も大切に扱っていただきたいんですが。」
『あぁ、こんなんだったら、やらなければよかったな。』
「私もこの件に関しては、年内に終了したいと思っています。請求書をお送りしてもよろしいですか? 前回の振込みが、税抜き額しか入っていませんでしたので、新しい請求書には、前回の不足分も記載させていただきます。」
『税金も振込むの?』
「税金は、国に収めるお金です。私たちがもらう訳ではありませんよ。」
『前回、売れたと言った数は多かった気がするんだよね。預かった数は、そちらが言っている数よりも1個少なかった!』
「預けた11ヶ月後のこの状況で言われましても困りますが、ではどの色がいくつだったのでしょうか?」
『それは分からないけど』
「在庫を確認して、商品を返却してください。返却出来ないということは、こちらとしては完売したと判断するしかないじゃないですか? いつまでに出来ますか?」
『早く出来るように頑張ります』
「……これは仕事なので、ちゃんとやってください。」
これが経営者の台詞なんだろうか、と何度も思ってしまった。
他の会社に対しても同じ対応なのかな?と思い、評判を検索していたら、
『閉店』の張紙がある店舗ドア画像が上がっていて苦笑。
閉店してるなら、尚更、在庫なんて数えやすいじゃんか!