虹がでたなら

説明がしづらい人のブログ。

だって困らないんだもの

仕事のメールを半年で捨てると言うアラサー男にカルチャーショックを受けた。
私はこれまでに、業界三位以内と呼ばれている会社にしか勤めたことがなく、周りにはそんな人は誰ひとり居なかったので、この事実は衝撃に近かった。

彼は会社で営業を担当しているのだが、「メールなんて捨てても特に困ったことないですよ」と言う。
しかし、少なくともこれまでに二度は、彼がメール(発注計画書)を捨てたことによって、私は困らされている。
もっとも、その二度はメールを捨てたなんて思ってなかったので、どうしてだろう?と頭を傾げながら、その不備の補填をやらされた訳だが。

 

私にとって、“仕事のメールを取っておく”と言うことは普通だし、ましてや半年前にメールで送ってきた、数年分の発注計画書を捨てるなんてことは、“困ったこと”だが、彼にとっては、「もう一度送ってもらえばいいじゃないですか」的事例である。
私なら、こいつにはなるべく仕事出したくないな〜と思うが、彼の他の仕事相手はどう思っているんだろう。

 

前回のブログで、「お客様に『感銘した』といわれ嬉しかった」と書いたが、彼のそんな対応では、お客様から感銘したどころか、「感動した」と言われるのは難しいんじゃないだろうか。

これは、“営業という仕事は、最も「感動した」と言われる可能性の高い仕事だ”という観点で言っているのだけど。

 

しかし、そもそも彼がメールを捨てることを不思議に思わない状況を作ったのは彼の上司である。
この件は、鈍臭い彼ひとりが悪い訳ではなく、環境がそうさせていたとも言える。

んー。でも、彼には向上心も感性も感じられないからなー。それが一番だよなぁ。

 

 

そんな風に言いつつ、私も化粧品も扱う製薬会社にいた時、基礎化粧品の基礎を知らず驚愕されたことがある。

当時、「洗顔→化粧水→乳液→美容液」と言う順序があることを知らなかったのだ。
知らないことによって、お客様との会話がちぐはぐになる“困ったこと”が何度かあった。

困り続けて三ヶ月、その事実に気付いた上司から呆れ顔で、「そんなことも知らないの? 本当に女?」と言われたっけなぁ。

彼女たちはその頃の私に、今回私がこのアラサー男から受けたショックと同じ衝撃を受けたんだろう。

 

ちなみに、その頃のワタクシと言えば、↓この頃。

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立派な大人である。しかも、基礎化粧品の基礎くらい知ってそうな(苦笑)。
しかし、全く詳しくないのである。残念なことに今も!

 

その超有名な会社では、色々な面白い知識が得られ、つかみ鉄板的なネタをいくつか持つことが出来たが、基礎化粧品の基礎については、業務に必要な知識以上のことはなく、今の私の役にほぼ立っていない。

そもそも私は、肌の調子を整える為に飛び抜けて一番大切なのは食事派。
顔の1/5に大きな痣がある癖に、イヴェント以外の日はリハビリメイクすらしない体たらく。
これがいけないことだというのは知りつつも(溜息)。

 

大して好きでもないことをやるには、“困った”もしくは理解した上で“必要だ”がないと難しい。
そして、困ったことに気付けずに向上することは難しい。

 

私も、また化粧品の案内をしなければならない状況がやってきたら、大変な勉強が必要だろう。
と言うか、もう化粧品を仕事として扱うことはなるべく引き受けないようにしようと思う。

 

しかし今の時代、仕事でメールを使わず営業職をするのは難しいだろうな。

この男が「Yasnoさんに“子供過ぎて、男として見られない”と言われたことを悔しいと思う」と言っていたというのを風の噂で聞いたが……(ミナマデイウマイ)。

 

私も日々勉強なんですがねー!