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虹がでたなら

説明がしづらい人のブログ。

悲願の富士登山「須走コース」を振り返る(7)

ヤレヤレ、まさかの「モヤさま」でドギツいトリガーを引かれ、この1週間丸々気絶の直前の頭痛と目眩込みのフラッシュバック攻撃で苦しかったー。
一生治らんと聞かされているものの、調子いい時間が長くなると油断しますな。

 

そんなこんなでようやくこのシリーズの最終回である。(6)のつづき。

 

お鉢巡りを続け、馬の背を登る。地面が程よく湿っていて、登るのを断念するほど滑ることはなかった。

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7時35分、剣が峰の記念写真を撮る列に並ぶ(苦笑)。
酸素の薄い中、急坂を登った所為か、気持ち悪くて吐き気がしていた。

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ふと目の前を見ると松田君のザックのマジックテープ部分に霜が。

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あれ程いた外国人はおらず、列に並んでいたのは日本人ばかりだった。ツアーのお鉢巡り客も、この列に並ぶ時間はないのかも知れない。

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8時15分、記念写真撮影。
だいたい、前に撮り終わった人が次の人の写真を撮ってあげるルールになっていた。
我々の前のグループの人はとても写真の上手い人で、すごくいい写真を撮ってもらえて良かった。

並んでいる間に高度順応と体力回復してきたので、「引き返さず、このまま一周回ろう」という話になった。

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鮮やかな溶岩の赤が、火星っぽさ満点(火星行った事ないけど)。

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8時35分大沢崩れの大崩落地。
何となく「富士山って生きてるんじゃないかしら?」と思わされる生命体っぽさがあった。

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目と体が分離して行くような、妙な感覚。

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9時、山頂奥宮へ戻ってきた。

よくよく思い出すと、私はこの建物の中に入ってお参りするのを忘れた!(人の真似をして、よく分からないまま、外では拝んだけども)
A子さんに「奥宮のお参りは良縁に効くから、しっかりお願いした方がいいよ!」と言われた時は、そんなに気乗りしてなかったのに、今になって少し失敗したような気になっているのは何故だろう。
まぁ、この年になったら、いい男はみんな他人のものだし、いっか。

下山の前にお手洗いへ。協力金は300円だった。
男女共用のため、男性小用の後ろを通らねばならないのは、ちょっと恥ずかしい。 

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9時20分、下山開始。ほんのり温かくなったような気がした。

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視界の中に急坂を下って行く人たちが小さく見える(上画像左下)。

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急でフラフラしてしまう。踏みしめると、足が結構沈む。
早く歩くと足腰膝にドカンと負担が掛かるのは分かっているのでゆっくり。

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山小屋が連なって見える。だいたい同じような所に建ってるように見える。
雲が、垂直にすーっと登っていくのが面白かった。

下山道を登ってきた中国人っぽい男の人がいたので、「間違ってますよ」的なことを伝えると、いきなり登山道を外れ、崖を登り始めたのでビックリした。
あんな風に体力を無駄にしては、山頂まで辿り着けないんじゃないだろうか。

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10時、本八合目でスパッツ装着。だいぶ暑くなってきたので、ダウンは脱いだ。

ここでは、ブラジル人っぽい短パン生足の女の子とすれ違ったり、酷い高山病で完全にぶっ倒れている中国人の女の子を見かけた。
私の身支度が終わった後、女の子はいつの間にかいなくなっていて、倒れていた辺りにフリースジャンパーと手袋の片方、万歩計とイヤホンも落ちていた。後で拾いにくるかもしれないので、まとめてジャンパーにくるみ、風が強かったので柵に縛っておいた。

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ブルドーザー道を、ブルドーザーがゆっくり登って行くのが見えた。
私が知っているブルドーザーの3倍くらい大きいんじゃないか?ってくらいゴツい車体。

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10時25分、吉田ルート、須走ルートの分岐。

10時30分頃、急に体に力が入らなくなって、5分ほどの間に3回も転んでしまった。

「気にして食べてなかったから、シャリバテかも」と言って、八合目でベンチに座り、色々食べる時間をとらせてもらった。

HOMER氏がみんなに生のバナナを分けてくれた。生のバナナは即エネルギーになる感じがして、有り難かった。

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本七合目は結構人がいたので写真を撮ったけど割愛。11時45分に出発したところ。まだ3000m以上の場所だからすぐ雲が現れる。

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だんだん砂が細かくなって足が沈む。膝に優しいんじゃないかと言う期待があるが、結構体力を使う。

12時頃、急に背中のオイルヒーターがメチャメチャ熱くなった。たぶん3000mを切って、酸素量がグンと増えたからだと思う。
熱さに耐えられなくて、剥がし取ってザックにしまった。驚いた。

ラフなファッションに金剛棒を持ったアフリカ系アメリカ人のカップルが、完全にキャパを超えながら歩いているのを追い越した。
キャパを超えて出てくる自我って大抵酷いもんだよなぁ。見ていて切なくなってしまった。

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12時半頃。緑は増えてきたが、已然砂走りである。もうみんな完全に飽きている。ちょっとした苦行。

空は薄曇りだが、だいぶ暑くなり、8月24日だと言うことを思い出してきた。雨も降らなさそうだったので、上下レインコートを脱いだ。

しかし、ほぼ並走して歩く大学生のグループが、フリース素材のコスプレっぽい服の上に透明のレインコート姿で、「あっちー!」とか言いながら、結局砂払五合目までそのファッションを貫いていた(頭がおかしいとしか思えん)。

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「飽きた」と言いながら、富士登山が終わってしまうことを寂しがってもいた。

砂払五合目では、長帳場に疲れもしていたし、下らない話をしたりして、ゆっくり休憩してしまった。
その時は散歩に出ていて会えなかったけど、小屋で飼っている犬(ムサシ)が『きょうのわんこ』に出るよ」なんて話を聞いた(後で教えてもらったところによると、このわんこらしい。想像通りの犬だなぁ)。

13時頃、砂払五合目を出る。

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下山道の林道は短い。13時15分、帰りも鹿の親子に出会えた。天使が舞い降りたような気分。 

須走五合目で木製のバットに焼き印を打ってもらってから登ってきた少年とすれ違った。彼はいくつの焼き印をバットに打てたんだろう。
辛く苦しく、でも素敵な青春の夏の思い出になるんだろうなぁ。いいなぁ。 f:id:yasno:20140923224651j:plain

須走五合目には、13時40分頃到着。「頑張れば、45分のバスに乗れるけど?」と言われたけど、お土産を買ったり、座ってソフトクリームを食べたりしたかったので休憩することにした。

この後、須走温泉「天恵」に寄って汗を流したのだけど、覚えていたら駐車場近くにある「道の駅 すばしり」に寄っても良かったなー。

私は温泉用のタオルを持って来なかったので、天恵でレンタルしたけど、車で行くんだから、持って行っても良かったな。

 

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帰宅したら、にゃんずはちょっと怒っていた。当たり前か。

 

こうして、私の10年来の悲願であった富士登山は、誰も怪我をせず、充実感をもって無事終わった。
しかし、あんなに歩いたのに、体重は100gも減らなかったよ(食べてたし)。
ストックに気を遣って下山したからか、全身の筋肉痛は4日ほどで引いたのは良かった。

 

「今度は紅葉を観に行きたいね〜」なんて言っていたが、ボヤボヤしている間に年内の予定はほぼ埋まってしまった(ちなみに、11月はさだるライヴ、12月はジュモーライヴが有〼!)。

まぁ、散歩っぽい山なら、雪でも楽しいんだよね。