ライヴハウスの柔らかい壁に胎盤を感じた夜
金曜、半年ぶりにmittenのメイクスタッフしてきた。
会場は秋葉原CLUB GOODMAN。数年ぶりに行ったからか「駅からこんなに近かったっけ?」という感じ。
テラヴァインのお腹がかなり成長していてビビった。もう立派なデブだと思う。
ガリガリの片鱗が、完全に消えたと思った。
冷静なコメントだが、本気で健康に気をつけてほしい。
楽屋では本当にぐったりしてたのに、ステージでは本気本気のパフォーマンス!
Kovacsのアガるビートも最高! 躍らせたね!
テラヴァインというキャラでのパフォーマンスは、普段の彼とも、他でやっているキャラとも完全に違う。
サービス精神のある彼だからこそできるキャラクターのような気もする。
暗がりから、ステージを眺めなていると、何故か心が安らいでのを感じた。
旅のような人生だけど、それでもたまに帰って来る家のような場所がライヴハウスなのかもしれない。
程よい距離感。
本当に穏和な感じのKovacsだけど、楽屋でテラヴァインが「あの曲、イントロ長くない? 入りが覚えられない。」と言うのに、「長くないよ! 覚えろよ! カウントなだけだろ!」と声を荒げていて笑った。
金曜の夜、新しい恋の病にうなされているホモが真顔でこんなことを訊いてきた。
「ねぇ、月曜日から金曜日まで彼に逢えない時間をどうやって耐えてるの?」
その時の私は、ただ「恋してるのね。」と言って笑ったけど、もしかして弱っているサインなのかな。
それまで自転車で行き来していた恋人の家まで、片道1時間半掛かるようになって、いつの間にか3年半経つけど、弱っている今はその時間がより一層大切に思える。
今日も、ほとんどずっと眠って過ごしてしまったけど。
否、あいつの場合は、単に色ボケしてるだけだと思う。
お幸せに……。