虹がでたなら

説明がしづらい人のブログ。

映画『百円の恋』

酉の市の日、大学の先輩であり、カメラマンの先輩である望月孝さんの新しいスタジオに遊びに行った。

望月さんが、東京芸大で写真の授業をするにあたって、レフ板を新調したので、お古をもらいにいったのだ。

「お前、今(商業カメラマンとして)撮ってないならこんなに要らないだろ」と言われ、「商品撮影はやってるのでレフ版は結構使ってますけど、『欲しい』と言った理由の半分以上はここに来たかったからですよ」と言ったら、「気にせず来ればいいのに!」と笑われた。

そう言ってもらえるとは思っていたけど、尊敬する先輩に10年ぶりに会いに行くには、やはり何かしらの理由がないと難しい。

望月さんは、相変わらず、身体の核から常に熱とか念みたいなものを発していて、全く裏切らない感じでいてくれて、色々刺激をもらって楽しかった。

 

事務所の壁の目立つところに、この『百円の恋』のチラシが貼ってあって、お薦めされたのでDVDを借りて観てみた。

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いやはや、色々自分に重なることが多くて、想像以上に泣けた。
結局、自分の敵も、自分の味方も、みんな自分の中なんだよなぁ。
もっと素の自分はブサイクで無様に生きよう、って思った。底力出る気がしたわ。

 

や、もちろん、姉貴が私に残した、「いつでもレッドカーペットを歩けるようにしていなさい」という言葉は、忘れないでいるつもりだけど。

 

100yen-koi.jp

 

船橋に住んでいた頃、家からジムまで歩く途中、コインランドリーの横にボクシングジムがあって、よく外から眺めていたことを、ふと思い出した。

あの頃、私は仕事を3つ掛け持ちながら、週3回でジム通いして、ついでに沢山の恋の渦の中に巻き込まれていたけど、今よりずっと時間があった。

 

あー、どうして今はこんなに時間がないんだろうなぁ。