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虹がでたなら

説明がしづらい人のブログ。

骨髄バンク経由で末梢血幹細胞を提供し、回復するまで[本編1]

ドナー

前回から一ヶ月も経ってしまったよ。
今夜絶対更新する!と心に誓っていたのに、雨上がり宮迫さんの影響でバタバタしてしまった。

この記録記事、まとめて更新が出来なさそうなので、今回から[本編1]として、ダラダラ書いていきます。

 

さて、末梢血幹細胞を実際に提供する前にやっておかなければならない重要な事。
それは貯血(ちょけつ)』です。

 

私は今回の手術で750cc程の末梢血幹細胞を提供する予定でした。
献血の400ccでも貧血で倒れてしまう人がいるくらいだから、750ccもの体液を身体から一度に出したら貧血どころの騒ぎではないわけですよ。
まぁ、ちょっと考えたら分かるような話です。
なので予め自分の血を抜いてとっておくんですって。

私は400ccの後、二週間後に200cc、計600ccを貯血する事に決まりました。

私としては「フーン( ´_ゝ`)」という感じだったんですが、本来安全のために16週間あけなければならない採血が二週間しか間がないことについての説明や、「具合が悪くなったらすぐに言ってくださいね」など、真剣な顔で医師から説明がありました。

 

そして、一回目の自己血採取の日。

いつもより病院の待合室は混んでいて長く待たされているいるような気もしたのですが、私は私で緊急を要する仕事の真っ最中でした。待たされている間も携帯通話可能スペースで電話を掛けたり、オンラインでやりとりをしていたので、かなり待たされていたことに気が付きませんでした。

名前を呼ばれ、妙に暗くだだっ広い診察室の奥にあるベッドに横たわらされると、5〜6人の看護婦が様々な計器をものすごい勢いで引きながら小走りでやってきました。

手や足をあちこちに動かされ、色々な物を巻かれたり貼付けられたり、それによって景気の画面に表示されたグラフや数字なんかをチェック。
ものすごい勢いで交わされる専門用語にポカーン( ゚д゚)とする私。

医師によってうやうやしくだされたのは、穴の開いた緑色のたぶん衛生的な何か(名前が分りません)。
それを採血する右腕に乗せられ、裏面の粘着で腕に密着させられた時、「ただ血を400cc抜くだけなのに、何だこりゃ!」と思ってしまいました。

でも、やる事は別に普通。
……普通って言い方、変か。献血と一緒なのです。
でもなんだかすごく、ひとつひとつが大袈裟だったよね。

 

血を抜いた後もワチャワチャは続き、ベッドを電動で下げる時には、何かが引っかかって片側が動かず、私が転げ落ちそうになったのを2〜3人に支えられて助かる、と言うアクシデントもありました。

しかし、本当の私的重要イベントはここからだったのです。

 

私の血圧を常にチェックしていた看護婦さんひとりを残し、他の医療従事者が立ち去りました。

 

「15分はこのままベッドで休んでくださいね。今日は、バタバタしていてごめんなさい。驚いたでしょう?」
「はいー、ちょっと。なんか……ERみたいでした」
「えー。そんなー、言い過ぎですよー。恥ずかしい。あんなに動けませんし……、そう言っていただけるのは凄く嬉しいんですけど、こう見えて、実はみんなそんなに若くないんですよ」
「いやぁ、でもすごいチームワークですよねー」
「ええ。いつも一緒に頑張ってますから」
「始めはちょっと驚きましたけど、キビキビと無駄のない動きを見て、本当にカッコいいなぁって思いました」
「えー、でもー、E-girlsはちょっと言い過ぎですよー。うふふふ」

 

横になっていた私の滑舌が悪い所為で、ERをE-girlsと聞き間違えさせてしまっているという事態が発生してました。
あああああ、本当にごめんなさい。申し訳ないけど、E-girlsに似てる要素、私には挙げられないよ。

「それ、聞き間違いです」と言うべきか、言わざるべきか悩んでいる間も会話は続き、最後に「では、次回の採血もE-girlsでお届けします! お楽しみに!」と言われたとき、「もうE-girlsでいいです。いや、あなたたちはもうE-girlsでしかない!」という気持ちになっていました。

 

ワクワクしながら向かった、二回目の自己血採取の日。
この日は採取の前に血液検査があり、先に医師個室の診察室で先生とふたりで少しお話しする時間がありました。

 

「前回の自己血採取の時、(上記のようなことがあったんですけど)本当に楽しい気分になって、入院が楽しみになりました!」
「誰ですか、そんなおこがましい事を言ったのは! 聞き間違って良い事と悪い事があるでしょ!(怒)」
「えっ? そ、そ、そうですか? 横になっていたので、どの方だったかは、……分らないです」

 

先生、あんなに不機嫌になるなんて、実はE-girlsのファンだったのかな?

 

つづく……。

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