虹がでたなら

説明がしづらい人のブログ。

EMS発送が一筋縄ではいかなかった話

海外へ送った荷物が、すんなりと届かない。
そんなときはいつも、「日本の配送業者ってちゃんとしてるよなー」と思う。
普段は、「ゆうパック、神奈川発送で、長野や石川だけじゃなく、大阪でも16時着とか遅いだろ!」とか言っているにもかかわらず、だ。

 

国際郵便で、一番トラブルが多いのは、経験上では圧倒的にイギリス。
だからこそ、今回はあまり書く人が多くないんじゃないかなぁと思う「シンガポール」と「インド」へ送った荷物が戻ってきたときの話を。

 

 

12月初旬にシンガポールへ送ったEMSが1月の中旬戻ってきた。

荷物の真ん中にバシッと貼られたオレンジ色紙の返送理由の欄を見ると、「あて先のご住所に受取人様は尋ね当たりませんでした」とある。

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「税関を通してる間に引越しでもしたのだろうか?」と思っていると、依頼主より「荷物が届いてないだけど」とメールが。

「荷物は『受取人が尋ね当たらない』という理由で戻ってきた。別の住所を教えて欲しい」と連絡すると、「私の住所はひとつです。あなたから2ヶ月前に送ってもらった時はすんなり届いたのに、どうしてそういう事になるの?」と。

 

えー(´д `)。

 

仕方なく車で30分程のところにあるゆうゆう窓口へ行き、調査依頼を出すことにした(窓口でしか受付しないと言われたので)。

 

書類受理の際、事情を聞かれたので簡単に説明。
返送されてきた荷物を見せながら、「送ってまた戻ってきたら嫌だから、理由を確認したいんです。1400円を何度も無駄にしたくない!」と言うと、「調査にはとても時間が掛かる。今回は同じ住所への再発送を無料にするので、報告を待たずに発送しませんか?」と。

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おお、なんて有難い提案でしょう!と喜んで遠慮なく再送させてもらった(再送した荷物は、クレームのお陰かどうかは判らないけど、驚く早さ、2日後には依頼主の手に届いた)。

 

それから1ヶ月程が経ち、この件に関して私はすっかり忘れていたが、調査結果を知らせる封書が届いた。

要約すると「荷物を持って配達に行きましたが不在でした。不在通知を残しましたが引取りに来なかったので返送しました。返送理由に書いてある、『Unclaimed』は『補完期間経過』の意味です」と。

 

えー(´д `) again。

 

確かにオレンジ色の紙の右隣に、シンガポールで貼られたと思われるシールがあり、『Unclaimed』の文字に印がついているよ。

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まぁ、つまり「俺たちはちゃんと『Unclaimed』って書いたのに、東京のやつら、そして君が、『Unknown』と読み間違えただけだろ? 付き合いきれないぜ」っつー意味か(苦笑)。

報告書を読んだから、荷物の右側に殴り書かれた「POP-STN」の意味も解ったけど、そうじゃなかったら、全然分らないし!ヽ(`Д´)ノ

 

……勉強になったね。

 

 

インドに送った荷物が、出して2日で戻ってきたので、「ナニ?」っと思って見たら、「EMS取扱い地域でない」と。

EMS取り扱い国・地域 - 日本郵便

 

集荷受付の説明によると「インドは取扱い地域が制限されている国なんですよー」とのこと。

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えー(´д `)。

 

仕方なく、「そちらがEMSお届け可能地域ではない旨と、対応地域で代わりに受取ってくれそうな人はいないか?」とお願いしてみた。

 

それから1週間程間経って届いた返信には、驚くべき事が書いてあった。
なんと、「郵便番号だけを近くの対応地域にして出して欲しい」だと。

荷物は、それから約一週間程度で無事依頼人が受取っていた。

 

確認してないけど、たぶん、局留めのお願いしたんじゃないかなぁ。
インド人の同僚に聞いてみたら、それっぽい事を言っていたので。

 

……勉強になった。

 

 

両方とも最終的には、依頼人もの元へ届いて良かったって話しなんだけど、知っていれば無駄な右往左往しなくて良かったなぁ。