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虹がでたなら

説明がしづらい人のブログ。

やすののNY迷走録(9)

四日目 11月14日 (木) グラウンド・ゼロ、エンパイアへリベンジ

f:id:yasno:20150716182536j:plain 入り口のすぐ側には、15種類はあるサンドウィッチとラップロール、グリル系の総菜が、ショーケースの中に積み重なるようにディスプレイされていてどれも美味しそう。人がすれ違うのがやっとの通路を挟んだその向かいにはドリンクの棚。狭い店内は、丁度お昼時という時間もあってか、もの凄い人の出入りだ。ショーケースの前で悩んでいる人なんか居ない所を見ると、地元の人ばかりと言う事なんだろうな。

 奥を見ると、食事が出来るスペースがある。「パンを買って、座って食べても良いか?」と聞くと、「先に、あっちのレジで頼んでくれ」と言われる。散々悩んで、私はトマトとハム、チーズがフランスパンに挟まれている物を、ゆいちゃんはトルティーヤのような物を頼み、二人で半分ずつ分け合って食べる事にした。

f:id:yasno:20150716182946j:plain サンドウィッチは、素朴な塩が利いていて、パンの味もしっかりしていて美味しかった。でも、特筆すべきはトルティーヤの方で、ソースもスパイシーだし、とにかく野菜が新鮮で美味しかった。

 私たちがニコニコ食べている間も、ショーケースの前やビュッフェ・コーナーには沢山の人が、出たり入ったりしていた。どれの料理も均一料金のよう。みんな好きな料理をゴチャゴチャっと器に放り込んで買っていた。美味しかったので、私は無理矢理全部を胃袋に放り込んだが、ゆいちゃんは、サンドウィッチを丸々残し、プラスチックの入れ物に入れて持ち帰る事にした。

 


 

f:id:yasno:20150716184642j:plain ウォール街駅の向かいにある、トリニティ教会(Trinity Church)に寄ってみた。ビル群の中に、暗い色とゴシックな雰囲気がとても目立っていた。

 中に入ってみると、弦楽四重奏のコンサートの真っ只中で、沢山のお客さんが並んで静かに聞いていた。

f:id:yasno:20150716184730j:plain 音楽の調べもとても美しいのだが(曲名をメモるのを忘れたが、有名な曲ばかりやるなぁと思った)、全ての窓にはめ込まれているステンドグラスがとても美しかった。特に正面のステンドグラスの煌びやかさが際立っていた。演奏の合間を見計らって、一枚撮ってみた(右)。

 暫く、四重奏の演奏を聴いてから、奥の瞑想室を見に行った。こちらも重厚な雰囲気でとても美しかった。写真を撮りたかったが、瞑想中の方が二人いらしたので撮れなかった。

 

 そして、次の目的地である、グランド・ゼロワールド・トレード・センター跡地)へ。

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f:id:yasno:20150716193607j:plain ワールド・トレード・センターがある間に来た事がなかったので、一瞬何処から何処までか分からなかったが、上左の写真のフレームいっぱい敷地なのである。近づいてみると、深い穴の前が空いているだけ。まるで、時が止まってしまったかのような静けさを感じた。音の世界ではなくて、精神的な静寂感。

 鉄柱で作られた十字架が、午後の赤い光を浴び、人々の視線を浴び、じっと立っている。フェンスのあちこちには、捧げられたばかりの花束があり、言葉に表せない気持ちが沸々と沸き上がってきて、頭がクラクラしてきた。

 写真、向かって右側には、9/11前後の沢山の写真とメッセージが、ずっと掲げられていて、もう何度も読んだ記事だったが、みんな、また改めて読んでいた。

 


 

 ぐーーっと、重く辛い気分で全身が覆われていたのだったが、寄る予定でいたので、その向かいにある安売り店「センチュリー21」に入った。このセンチュリー21は、不動産屋ではなく、言うなれば日本のドンキ・ホーテのような所である。

 ガイドブックには、「とにかく服が安い!」と書いてあったので、別行動にして、1階から3階へと色々服を見て歩いたのだが、とにかく死にそうに人が多く、商品も多くて、回っている内に訳が分からなくなってきてしまった。訳が分からなくなると、途端に興味を失ってしまう性質があるので、早く帰りたくて仕方なくなった。

 最後にちょっと見てみるかと言うつもりで地下1階に降りると、インテリア関係の物がウワーッとあって、それにハマってしまった。特に3×5m位の棚にギュウギュウに詰められているクリスマスオーナメントが、どれもこれも欲しくて堪らなくなった。猛烈にかさばるのにね(苦笑)。そんな感じで勢いが付いて、他にテーブル・ウエアや、親戚の子供用にオモチャなど色々購入した。ゆいちゃんもやっぱり色々買っているようだった。

 買い物に満足し帰ろうと思ったが、ゆいちゃんが、ゆきお君の服を一緒に見てくれと言うので、1階の男性シャツ売り場に行くことにした。エスカレーターを上がったところで、凄く綺麗なニコニコ顔の黒人の女の子が、ゆいちゃんに近づいて、流暢な日本語で、「あなた、日本人ですか? 私、去年1年間、中野に住んでいました。あぁ、こんな所で日本語が聞けるなんて、とても嬉しいです」と、かなり一方的に話し立ち去っていった。その間、隣りに立っていた、彼女の恋人らしい男の人は、「何を話してるんだかワカランが、彼女が楽しいなら仕方ないか」という感じで、じっと待っていたのも面白かった。

 シャツ売り場では、結構簡単に良さげなのが見つかり、私も夫に買いたくなったので1枚買ってみた。結局、この店には2時間半くらい居て、店を出る時には、二人とも両手に大きな買い物袋を下げることになっていた。この後、チケッツに、ミュージカルの当日券を買いに行こうと思っていたのだが、さすがに重いので一旦ホテルに戻ることにした。

f:id:yasno:20150716195247j:plain 駅からホテルまで歩いていると、フレッシュなオレンジの香が強烈に鼻の中を刺激してきた。フレッシュ・ジュースの店の前だったのだ。喉の渇いていたし、ボーッともしていたので、このGENERATIONと言う店に入ることにした。  私は、オレンジ、マンゴー、アップル、ストロベリーのスムージー(24oz)を、ゆいちゃんは、Vitamin-Cとかいうミックスジュース(12oz)を頼んだ。出てきたスムージーは、立てている香り以上に美味しかったし、何だか目がよく見えるようになったのを感じながら、「あぁ、もの凄く喉が渇いていたんだなぁ」と思った。

 飲みながらホテルの部屋に戻り、少し休憩。ゆいちゃんは、「10分だけ寝る」と言いながら、急転直下で眠りに落ちていた。疲れているなと感じながらも眠くはなかったので、明日のスープ(芽キャベツ、キノコ、トマトのスープ)を作りながら待っていた。30分位して声をかけてみたが、ピクリともしなかったので、10分待っては声をかけるを繰り返していた。さすがに18時を回ってしまったので、ガクガクと揺らして起こし、「今日はミュージカル行くのやめにしようよ」と言うと、今度は私が強烈に眠くなり、動けなくなってしまった。更に1時間くらい休憩してから、「エンパイア・ステート・ビルに登りに行こう」という事にした。

 


 

 当たり前だが、エンパイア・ステート・ビルは、今日もまたセキュリティチェックあり。天気が良かったので、は、この間の1.5倍くらいの人が居て、エレベーターに乗るのに、長い列に並ばなければならなかった。そうまでして見た、展望台から見る夜景は「摩天楼、百万ドルの夜景」の名の通り、本当に美しかった。

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 しかし風が強く、想像を超えた所よりも更に越えた感じくらい寒くて、とてもじゃないけど、外でゆっくり見てなんか居られない。暫く出たり入ったりしながら見ていたが、真剣に辛いので、ガラス張りの通路から外を眺めることにした。

 夜景を満喫し、下りのエレベーターに乗るための長蛇の列に並んだ。前に立っていた女の子の髪を、男の子2~3人が、ふざけてくしゃくしゃにすると、ちょっとだけ私の顔にかかってきた。上の写真ではよく分からないとは思うが、私はもう眠る寸前だったため、どうやら目が据わっていたらしく、その後ずーーーっと、女の子に謝られ続けることになった。イヤ。怒ってないって。眠いだけだから。

 


 

f:id:yasno:20150716200010j:plain とってもとっても身体が冷え切ってしまったので、ユキちゃんもお勧めのお粥の美味い店、GAM MEE OK(43 West 32nd st.)に行くことにした。  GAM MEE OKは韓国系料理屋だが、エントランスには、無料の日本語の情報誌が数冊置かれていた。日本人客も多いのかな。本当は、旅行のもっと前の段階で手に入れたかったんだけどなぁ、今更あってもねぇ、何て感じだったが、二人とも何となく貰い、お粥(ソル・ロン・タン)が出てくるまで読んでいた。

 豚骨ベースの濃厚なお粥は、身体の芯から温まって、程良い薄味が胃袋をホッとさせてくれた。キムチもイイ感じに発酵していて、そんなに辛くもなく、カクテキの方ならゆいちゃんも食べることが出来た。確かにみんなに勧めたくなる味だった。

 部屋に着くと、とてつもなく足が重かったので、眠る時、ベッドの下に電話帳(みたいなもの)を挟んで、足を高くした。毎日毎日、本当に良く歩いてるもんなぁ。