虹がでたなら

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映画『ヨコハマメリー』

『ヨコハマメリー』横浜ニューテアトルで限定公開されるということで、観に行って来た。

スケジュール的に15日しか無理だったので、「遅れられない!」と思ったら、1時間も早く着いてしまった。
精一杯、目を見開いたつもりなのに、完全に寝ぼけ&疲労顔である。 

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映画の中にも登場している、五代路子さんのお芝居『横浜ローザ』も2度くらい観ている。
魂を削られるような壮絶な内容で、メリーさんは人間だったんだ!としみじみ感じたのを覚えている。

 

「人間だったんだ!」と思うというのは、ちょっと変かもしれないけれど、実際に目の前を歩くメリーさんの印象と言えば、伊勢佐木町から馬車道の辺りに神出鬼没の妖怪というか、妖精と言うか、マスコットと言うか……、とにかく人間ではない別の存在という印象があった。
風景の中から、浮き上がってくるような、消え入りそうな、ちょっと近寄りがたい異世界の雰囲気。

 

対して、姉貴こと中尊寺ゆつこは、メリーさんに可愛らしく、親しみのある印象を持っていたよう。

1995年、突如横浜から姿を消したメリーさんは、見る人それぞれに持っている、“あの頃の横浜”だったのかもしれない。

映画が劇場で観られて良かった。

 

伝説の娼婦・白塗りのメリーさんを知る横浜の文化人に直撃インタビュー![はまれぽ.com]

 

映画のあと、突如中村高寛監督が現れ、撮影の思い出話をしてくれてとても面白かった。

この映画とその後がまとめられて書かれている『ヨコハマメリー』という本を今年8月に中村監督が出したそう。
折角なのでサインをしてもらって帰って来た。

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今日はもう眠過ぎるので、後日、楽しみに読もう。