失うものは特にないだろ
あんなに忌み嫌っている父親と毎日顔を合わせている訳で、
友人たちからもずっと心配されておりますが……、
私だっていつ何時、また決別する日が来てもおかしくないと思って日々過ごしているのですよ!
「私の人間性を全否定するなら、殺されるも同じだ。
私を殺すというなら、今すぐ出て行く!」
と勢いよく父に言い、攻撃による防御をしたけど、
もう泣けて泣けて(苦笑)。なぁ、女かよ……と。
また、急に姿を消さねばならないかなーと思ったけど、
慰められたり、色々忙しくしている間に気持も紛れ、今に至る。
まぁ、まだ事態は収まってないんですけどね。
とりあえず、いつでも越せる準備だけはしておこう。
みんな、心の奥でナイフを握ってると思うけど、
心の戦場に長くいた所為で、私は常に相撃ち覚悟だ。
死ぬまで安息を迎えることはないのかな。
何処で生きていても、みんなそういうもんなのかな。