血がそうさせるのか
昨夜の接待飲みの席で、
「自分の血に困ることがある」
と言う発言をして、同席者にかなり驚かれた。
“何か”を起因として、他人には理解しがたい程に、避け難い衝動が発生してしまうと言うことなのだが、
それは一般的ではないようだ。
簡単に言うと、『ドグラマグラ』の「脳髄論」みたいな?
自分という物質の特徴なのではないかとさえ思ったりする。
その席にいた人たちは、
「自分に対して、そんな風に思ったことはないです」と言っていたけど、
多かれ少なかれ誰でも持ってるんじゃないかなぁ。
例えば、腐女子の衝動にも同様な因縁を感じている。
最早、それは“呪い”にも近い。
ん? アレ?
もしや、女だから?
普段、無目的に日々ただ漫然と生きている私であるが、
人には、あたかも情熱を持って目的を追行していると思われがちである。
時々、「あなたはどうして自殺しなかったと思いますか?」という、
担当カウンセラー女史の言葉を思い出す。
「美しくないから」と答えて、私は彼女を苦悩させたが、
人の数だけ美意識があるだけのことですな。
私には何にもなくて、
「美しい」か「美しくない」かを
仕分けることしかしていないのだ。
よくよく考えてみれば。
今日は、やたら電車の移動時間が長い日だが、
冬は夏よりも無防備なのではないか。
こんな人を何人も見た。