おっさん乙女、恋バナ会
人の恋バナを聞くのは楽しい。
その相談が真剣であればあるほど楽しさは増す。
相変わらず、やらなければいけないことが壮絶山積み。
流石にこんな状況も1年半が過ぎれば、メンテナンスも仕事のスケジュールのひとつに組み込むのがスマートな大人。
ええ。建前だけでも、マトモな大人を目指したい人は、スマートに休まねば。
昨夜は、恋バナを聞くために出掛けた訳じゃなく、ただ友達に会いたかった。
と言うか、今の私には圧倒的に理由なき行動が必要だった。
しかし、最近の私は恋バナをする立場から離れてしまっていたので、久しぶりに会う友人達から聞くお悩み相談的恋バナに、小さなショックを受けた。
クダラナイ!
まぁ、私も散々、それこそ何十年にも渡って、みんなに下らない恋バナをぶちまけては、友達だけではなく、ふらりと入ったバーのカウンターの中のバーテンダーにすら笑いを押し殺されて来たのだから、全く人のことは言えない訳だけど……。
そんなこんなで、昨日は40男(おっさん乙女)たちの恋バナを、うふふわははと笑って聞き流した夜だった。
彼らの恋バナを聞くのは1年ぶりくらいだけど、1年前は猛烈にあった「俺が俺が」的要素がだいぶ減っていたので、私は笑うだけで良かった。楽しかった。
別れ際、タケオが「結婚披露パーティ出来るよう頑張るよ!」と真顔で言っていてほのぼのした。
そういえば何年か前、「タケオが結婚するような事があったら、逆立ちで10m歩く!」と言っていた酷い私だが、本当にいよいよ練習しなければならない時がやって来ている。
年が年なので、その時には足を支えてもらってやろうと思っているのだけど、それにしてもそこそこの腕の筋肉が必要だろう。毎日腕立て伏せしなきゃなぁ。
久々に自分が最年少な飲み会に参加し、みんなの恋バナ的な話を聞いていると、「おお、ナンダナンダみんな元気なんだなぁ」と思ったりした。
私にもまたそんな恋がやってくるんだろうか。
朝起きた時に、間に猫が眠っていられないような……(違)。